当会の活動が、国連生物多様性の10年日本委員会による連携事業に認定されました。
9月10 日、国際自然保護連合日本委員会(UNDB-J)から認定決定が届き、9月19日、環境省により記者発表が行われました。
認定連携事業の紹介
◎「宍塚の里山における自然と人の関わりにまつわる聞き書きと多様な調査にもとづいた保全活動」
団体名: 認定NPO法人 宍塚の自然と歴史の会
連携主体:つくば市民大学、茨城県、土浦市、株式会社LIXIL、富士通株式会社、研究者、法政大学、筑波大学
事業の概要
プロジェクトは、土浦市の自然と歴史的な環境に恵まれた宍塚の里山を未来に伝えるために発足しました。里山は農業や日常の暮らしと自然が深く結びついて生み出され、祖先の知恵の結晶したまさに文化遺産です。地元の人々から聞き取りを行い、「聞き書き里山の暮らし」を出版しました。
さらに生物調査に基づく生物多様性保全のための活動を続けています。
今後は、地元との共同活動、更に土浦市、茨城県との共同活動をますます発展させ、活動の輪を広げていきます。また、茨城県が日本一の生物多様性地域戦略を策定するよう働きかけていきます。
認定のポイント
多様な主体の連携:市民、大学、自治体、企業など多岐にわたるセクターが連携しています。
取り組みの重要性:生物のモニタリングのみならず、人と自然のかかわりを聞き書きをもとにまとめるなど、生物多様性の保全と持続可能な利用に対して具体的な効果が期待されます。
取組みの広報の効果:市民参加型調査の参加者の増加が期待されるとともに、他の地域でも同様の活動が行われるようになることが期待されます。
認定連携事業には、補足表示とロゴマークの使用が許可されています。

この事業は「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する事業として認定を受けています。
詳しくは、こちら
by hana
(五斗蒔だより2013年10月号掲載)